
試合概要
この記事では2025年8月31日(日本時間)に行われたラ・リーガ第3節 レアル・マドリード vs マジョルカの試合を振り返ります。
結果は2-1でレアル・マドリードが勝利。
この勝利で開幕から三連勝を飾ることができました!
得点を奪ったのは復調の予感を感じさせるヴィニシウスとアロンソの信頼を掴んでいるギュレルです。
他にもポジティブな要素があったこの試合を振り返っていきましょう
まいマド的総括
ラ・リーガ第3節 レアル・マドリード vs マジョルカのスタメンとハイライト
試合ハイライトはこちら
※ハイライト引用(レアル・マドリード公式チャンネル)
両チームのスタメンとフォーメーション


画像引用元(FOTMOB)
途中出場(マドリーのみ)
66分 マスタントゥオーノ OUT↔︎ブライム IN
72分 ヴィニシウス OUT↔︎ロドリゴ IN
72分 ギュレル OUT↔︎セバージョス IN
72分 トレント OUT↔︎カルバハル IN
95分 エンバペ OUT↔︎ゴンサロ IN
試合の流れ
開幕から3試合目となったこの試合もマジョルカは5バックでブロック守備を展開。
しかしマジョルカのカウンターに勢いはなく押し込む時間を長く作ることができました。
7分にオフサイドで取り消されたものの、トレントからエンバぺへのスルーパスが炸裂し、いいゲームの入りを見せます。
まさかの失点
試合が動いたのは18分。
マドリー全体の守備が少し緩んだ時間帯。
マジョルカに押し込まれCKのチャンスを与えると、そのままムリキに頭で合わされ失点。
それまでマジョルカがチャンスらしいチャンスがなかっただけに非常にもったいない失点となりました。
同点からの逆転!!
先制されるも前半は終始マドリーのペースが続きました。
37分にはマドリーのショートコーナーからファーに構えたハイセンにロングボール
その折り返しにギュレルが反応して同点に追いつきます。
さらにその1分後にショートカウンターでヴィニシウスがドリブルで運び、完結ッ!!
昨季好調時を彷彿とさせるような個人の力を見せつけるようなプレーでした!
エンバペの連続得点と無失点は途絶えるも…
その後もマドリーは攻め続けるも追加点は奪えず。
逆にマジョルカにも決定機が生まれますが、トレント&カレーラスの両サイドバックがスーパーブロックを見せ、最小失点で抑え切りました。
試合はこのまま2−1で終了。
得点を奪えなかったエンバペは開幕から続いていた2試合連続ゴール記録が、チームとしても無失点の記録が途絶えることとなりました。
とはいえ、新生レアル・マドリードは開幕から3連勝と好調な滑り出しです。
管理人の感想
チームとして機能してきた
今シーズン開幕から3試合目ですが、毎試合少しずつ、改善が見られます。
特に攻撃から守備の切り替え。いわゆる”ネガティブトランジション”と呼ばれるアクションがどんどん良くなっていると感じます。
これまではネガティブトランジションでのハイプレスが浸透しておらず、相手ボールホルダーが変わった時に”プレスのズレ”が発生していました。
この試合では相手のボールホルダーが変わっても、マドリー側が次は誰がプレスに行くのかがはっきりとしていて継続したプレスに繋がっていたと思います。
前線を支える守備陣と中盤の存在
この一戦、僕が注目したのは守備と中盤。
ここ数試合はどうしてもアタッカー陣がどれだけ点を取ってくれるのかに注目が集まりました。
それは相手が5バックで引いた状態をどう崩すか気になっていたからでしょう。
実際のところ、ここまでの相手チームは基本的には”引いて守ってカウンター”という戦術でしたしね。
マドリーがここまで相手を押し込んでゲームを支配しているのはカウンターを跳ね返す守備陣と中盤の活躍あってこそ。
前述したネガティブトランジションの局面ではフェデのメリハリの効いたプレスが良かったし、両サイドバックもプレスの強度はかなり高かったと思います。
マジョルカのカウンターもミリトンを中心に非常にタフに守っていました。
特にこの試合はボール保持局面でトレントとカレーラスの偽SB的に中央にポジションをとる動きが効果的でウイングのヴィニシウスとマスタントゥオーノにドリブルのスペースを提供していました。
※カレーラスは割と左に流れてヴィニシウスをサポートしていたけど
そしてこの試合はなんといっても
トレント&カレーラスのシュートブロック
特にカレーラスのブロックに関しては3節目にしてマドリーの年間ハイライトに入るレベルのプレーでした。
攻守に渡ってハイレベルなプレーを続ける彼ですが、本当に獲得できて良かった…!と改めて感じました
マスタントゥオーノが惜しい
この試合も先発のマスタントゥオーノ。
悪くはなかったんだけど、正直良くもなかったというのが僕の意見です。
特に左サイドと比べると守備もガツガツこないし、この試合はトレントが偽SB的な立ち位置にいたおかげもあって、右サイドはかなりスペースを持ちながら自由に攻撃できたと思う。
ただ決定機はギュレルがゴール取り消しとなったあの一連のプレーでのエリア内のオフザボールと切り返しのみっていうのは寂しい。
厳しい言い方をすると、トラップとパスなどの基礎的な技術が足りていない印象。
正直この試合の出来であればロドリゴやブライムをスタメンで使ってあげたいと思ってしまう。
オフザボールを見ているとセンスが良いのは間違いないんだけど、マドリーで活躍するのはまだ早いのかな〜
ただ10代の若手はふとしたきっかけで激変するので早く手のひら返しをさせてほしいなと思います笑
まとめ
代表ウィークまでを勝利で飾り、これで開幕3連勝!
前節に引き続き、ヴィニシウスが復調の傾向があるのが何よりいいですよね。
さらにはこれから始まる各国代表ウィークでは、アンチェロッティ監督率いるブラジル代表はマドリーの選手を選出していません。
ナイス!アンチェロッティ…
トレントもイングランド代表選出外となりましたから、今回の代表選出に伴う移動や疲労は大幅に少なくなりそうです。
移動で言うとCLの組み合わせが発表されました。
マドリーの組み合わせとマドリーのCL移動距離に関して記事を書いたのでぜひ見てください。
次の試合は9月13日(土) 23:15~(日本時間)
ラ・リーガ第4節 レアル・ソシエダ vs レアル・マドリードです!