
試合概要
この記事では、2025年12月15日(日本時間)に行われたラ・リーガ第16節「アラベス vs レアル・マドリード」の試合を振り返ります。
前節のセルタ戦での自滅(退場者2名)、そしてミリトンの離脱。
出場停止と怪我人で野戦病院化しているマドリーは、まさに「満身創痍」の状態でアウェーに乗り込みました。
内容は決して褒められたものではありませんでしたが、結果は 1-2での勝利
内容よりも、とにかく結果。 泥臭くても勝ち点3をもぎ取ったことが全てです。
若手のミス、主力のコンディション不良、戦術的な迷走…課題は山積みですが、暗いトンネルの中に一筋の光が見えた90分を振り返っていきましょう。
まいマド的総括
ラ・リーガ第16節アラベス vs レアル・マドリードのスタメンとハイライト
試合ハイライトはこちら
※ハイライト引用(Real Madrid)
両チームのスタメンとフォーメーション


画像引用元(FOTMOB)
途中出場(マドリーのみ)
78分 ギュレル OUT→ゴンサロ IN
78分 バルデペーニャス OUT→ハイセン IN
83分 ロドリゴ OUT→ブライムIN
89分 ヴィニシウス OUT→マスタントゥオーノIN
試合の流れ
重たい空気とエースの一撃
試合開始から気になったのは、エンバペとバルベルデの動きの重さです。
二人とも怪我をおして出場しているのが明白で、いつものようなフルスプリントが見られません。
攻撃は単調で、アラベスのブロックを崩せず停滞感が漂います。
また、ギュレルが低い位置でビルドアップに参加していましたが、リターンや横パスばかりで前進できず。
「やはりこの位置は向いていない」と再確認させられる立ち上がりでした。
そんな重い空気を切り裂いたのは、23分。
相手のショートカウンターをロドリゴが奪い返し、逆にマドリーがカウンター発動。 左に開いたエンバペへ、ベリンガムが絶妙なスルーパス。
これを受けたエンバペがカットインから右足を振り抜き、見事な先制点!
個の力で強引にこじ開け、リードを奪います。
狙われる若手とベリンガムの奔走
先制後、アラベスは明確な狙いを持って反撃に出ます。
ターゲットは、この試合でデビューとなったカンテラーノの左SBバルデペーニャス。
徹底的に彼サイドを狙われますが、そこを救ったのがベリンガムでした。
攻撃だけでなく守備でも懸命なカバーリングを見せ、決定機を作らせません。
攻守に縦横無尽に走り回る背番号5の姿には、ただただ頭が下がります。
若手の軽率なミスとヴィニシウスの「最適解」
後半に入ってもヴィニシウスが中央にポジションを取ることが多く、攻撃は停滞。
52分にはこぼれ球から決定機を迎えますが決めきれず、嫌な流れに。
すると67分、ロングボール一本で裏を取られ、あっけなく失点。
ここではバルデペーニャスの経験不足が露呈しました。
オフサイドトラップ気味に追走をやめてしまう軽率な判断。
デビュー戦とはいえ、試合展開や状況を考えると致命的なミスでした。
しかし75分、マドリーが突き放します。
相手ゴールキックを跳ね返したところをギュレルがワンタッチで左へ。
ボールを受けたのは、サイドに開いたヴィニシウス。 相手をぶっちぎってえぐり、アウトサイドで中央へ。
これにロドリゴが合わせて勝ち越しゴール!
中央で消えていたヴィニシウスが、サイドでシンプルに勝負した瞬間に輝く。
彼の使い方の「答え」が明確に出た瞬間でした。
またロドリゴがシティ戦から存在感を増しているのも好印象です!
その後は交代策で守備を整え、1-2で辛勝。大きな大きな勝ち点3を手にしました。
管理人の感想
ヴィニシウスは「サイド+シンプル」に
この試合の収穫は、ヴィニシウスの起用法についての再確認です。
エンバペとヴィニシウスは頻繁にポジションを入れ替え、この試合では特にエンバペが左に構えることも多かったですが、
ヴィニシウスが中央にポジションを取っている時間は、正直言って脅威になれていませんでしたし、守備貢献度の低さも目につきました。
しかし、決勝点のシーンのように、スペースがあるサイドで「突破してチャンスメイク」というシンプルな役割を与えられた時の爆発力はやはり世界一です。
アロンソ監督が今後どう修正するのか、そろそろ「最適解」を見つけたいところです。
バルデペーニャスのほろ苦いデビュー
カンテラーノのバルデペーニャスにとっては、厳しいデビュー戦となりました。
攻撃も守備も中途半端で、失点シーンの判断ミスは今後の一軍定着に影響しかねないレベルでした。
ただ、この緊急事態にスクランブル起用された若手を責めすぎるのも酷でしょう。
この苦い経験を糧にできるか、それともこのまま消えていくか。マドリーの壁の高さを痛感したはずです。
満身創痍の中で輝くベリンガム
そして、この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は間違いなくベリンガムです。
怪我人続出かつエンバペやフェデが強行出場している中、攻守に走り回り、若手のカバーまでこなす献身性。
26分の幻のゴールもありましたが、彼の「チームを勝たせる」という気迫がなければ、この試合は落としていたかもしれません。
コンディション調整が難しい過密日程の中、最後まで走り抜いた彼には痺れました。
まとめ
- 満身創痍の中、内容度外視で勝ち点3をもぎ取る
- ヴィニシウスはサイドでこそ輝く(中央起用はもう限界?)
- ギュレルの低位置ビルドアップは機能不全
- ベリンガムの献身性がチームを救った
次はまたすぐに試合がやってきます。 エンバペとフェデのコンディションは心配ですが、この勝利を薬にして乗り切るしかありません。
次戦は12月18日(木)05:00~(日本時間)のコパ・デル・レイ ラウンド32のタラベラ戦です。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
バイバイ!