試合概要
この記事では、2025年12月8日(日本時間)に行われたラ・リーガ第15節「レアル・マドリード vs セルタ」の試合を振り返ります。
前節、難敵アスレティック相手に「最適解」を見つけ、完璧な勝利を収めたマドリー。
ホーム・ベルナベウに戻っての今節もその勢いを持続させたいところでしたが、待っていたのは目を覆いたくなるような結末でした。
0-2での敗北。
スコア以上に、内容が深刻です。 ミリトンの重傷疑惑、フラン・ガルシアとカレーラスの退場、そして崩壊した試合のコントロール。
「自滅」という言葉しか見つからない、今季最悪の悪夢のような90分を振り返っていきましょう。
まいマド的総括
ラ・リーガ第15節レアル・マドリード vs セルタのスタメンとハイライト
試合ハイライトはこちら
※ハイライト引用(U-NEXTフットボール)Real Madrid公式チャンネルがハイライト挙げてないため…おそらく上がることもないでしょう
両チームのスタメンとフォーメーション


画像引用元(FOTMOB)
途中出場(マドリーのみ)
24分 ミリトン OUT→リュディガー IN
54分 アセンシオ OUT→ロドリゴ IN
74分 ギュレル OUT→ゴンサロ IN
試合の流れ
戻ってしまった「停滞感」とミリトンの離脱
マドリーは前節に続き、3バックを採用。
チュアメニがCB間に落ちて3バックを作るのではなく、アセンシオ、ミリトン、カレーラスがスライドして3バックを作る形になりました。
序盤はビルドアップで詰まることこそありませんでしたが、アスレティック戦で見せたような「サイドからの大きな展開」や「背後への意識」は皆無。
セルタのブロック守備に対し、エンバペが足元で受けたがることも相まって、攻撃は手詰まりに。 そんな中、20分に悪夢が訪れます。
相手の背後へのパスを素晴らしいカバーリングで阻止したミリトンが、ハムストリングを負傷。
その様子からしてかなり重症の可能性が高く、ベルナベウに戦慄が走りました。
前半はシュートを打ち切れずカウンターを食らう、アスレティック戦以前の悪いマドリーが顔を出したまま終了します。
守備崩壊、退場、そしてカオス
後半53分、均衡が破れます。 4バック気味になった守備のズレを突かれ、ブライアン・サラゴサに対しアセンシオが寄せきれず、グラウンダーのクロスを上げられてしまい、スエドベリに決められ失点。
アセンシオはこの直後にロドリゴと交代となりますが、プレー強度以前に闘志を感じられないパフォーマンスでした。
さらに64分、チームの崩壊が決定的になります。
フラン・ガルシアが1枚目のイエローをもらった直後のプレーで2枚目をもらい退場。
あまりにも軽率なプレー選択に、擁護の余地はありません。
数的不利になったマドリーは、皮肉にもここから個人技でプレスを剥がし、カレーラスの運びなどでチャンスを作り始めますが、ゴールは遠く。
そして91分、審判への抗議でカレーラスが一発レッド。
この試合のレフェリングには疑問符がつくような出来でしたが、このレッドカードを機にレフェリーがとうとうコントロールを失い、イエローとレッドが乱れ飛ぶカオスな展開に。
最後は92分にトドメの2点目を食らい、マドリーは完全にノックアウトされました。
管理人の感想
「戦術」以前の「規律」の問題
この試合、戦術云々を語る以前に、チームとしての「規律」と「メンタル」が崩壊していました。
フラン・ガルシアの退場は論外ですし、アセンシオの淡白な対応、そして最後には審判への抗議で退場者を出す始末。
アスレティック戦で見せたあの集中力と強度はどこへ行ったのか。
キャプテンシーを持った選手が不在なのか、あるいはチーム全体のフラストレーションが限界に達しているのか。
本当に別のチームを見ているようでした。
「勝てないからイライラする」では済まされない、チームとしての未熟さを露呈した試合でした。
停滞の要因は「裏抜け不足」と「個の依存」か?
戦術面でも課題が再発しました。
セルタも3バック(5バック)で守ってきたため、押し込んだ際のスペースがなかったのは事実ですが、 それにしてもエンバペをはじめ前線の選手が足元で欲しがりすぎです。
裏へのランニングがないため相手の守備を広げられず、結果としてパスコースがなくなる悪循環。
10人になってからの方が、カレーラスのドリブルなどでチャンスが作れていたのは、皮肉にも「戦術」が破綻して「個」の殴り合いになったからでしょう。
ただ、それは組織としての解決策ではありません。
不可解な采配と選手の適性
アロンソ監督の采配にも疑問が残ります。 途中出場のゴンサロを守備時ボランチのような位置で起用していましたが、攻撃時も中央に入りきれず、彼の良さが全く活きていませんでした。
また、守備時にスライドさせてCB的な役割を担わせていたアセンシオですが、彼のSB起用も限界が見えています。
個人的には前節同様、アセンシオ&ミリトンのCB間にチュアメニが落ちてくる形はできなかったのかと疑問に感じてしまいました。
そして何より不甲斐ない攻撃を続けた結果、ミリトンに必要以上の負荷をかけて守備の要を失った今、 攻撃がうまくいかない→守備に負荷がかかるカウンターを受ける→DFが怪我をするとい悪循環に陥っているように感じます。
「誰がリーダとしてチームを引き締めるのか」 この問いに対する答えが見つからないまま、マドリーは暗いトンネルに入り込んでしまったように感じます。
まとめ
- 前節の完勝から一転、大敗
- ミリトンの怪我と左SB2名の退場
- これからどうなっちゃうの…
前節の「最適解発見」という希望が、たった1試合で絶望に変わりました。
主力CBの離脱と出場停止。 次戦、守備ラインをどう組むのかすら不透明な状況です。
この危機的状況(クライシス)をどう乗り越えるのか。
次戦は12月11日(木)05:00~(日本時間)のCL第6節のマンチェスター・シティ戦です。
ではまた次の記事でお会いしましょう!
バイバイ!