レアル・マドリードの25-26シーズン開幕!! 結果は…
2025年8月20日(日本時間)
ついにレアル・マドリードが25-26シーズン開幕戦を迎えました。
開幕戦の相手は昨季9位のオサスナ。
19-20シーズンにプリメーラ(1部リーグ)に復帰してから
ラ・リーガ中堅としてポジションを確立しつつあるクラブです。
結果は1-0。マドリーがエンバペのPKでなんとか1点をもぎ取り、ホーム開幕戦を勝利で収めました。
この記事ではこの試合のレビューを行なっていきます!
この試合レビューでわかること
- ラ・リーガ第1節 レアル・マドリード vs オサスナの試合の流れ
- マドリーの良かった点と悪かった点
- リーグ戦における今後の課題
- 管理人の感想
ラ・リーガ第1節 レアル・マドリード vs オサスナ スタメンとハイライト
試合ハイライトはこちら※ハイライト引用(レアル・マドリードYouTubeチャンネル)
両チームのスタメンとフォーメーション
※画像引用元(FOTMOB)
途中出場(マドリーのみ)
68分 トレント OUT↔︎カルバハル IN
68分 ブライム OUT↔︎マスタントゥーノ IN
78分 ヴィニシウス OUT↔︎ゴンサロ IN
試合の流れ
試合開始直後から、オサスナは5バックを敷き、自陣ペナルティエリア前に堅い守備ブロックを形成。
マドリーは左サイドのヴィニシウスの突破や、中央に位置するエンバペが低い位置まで下がってゲームメイクを試みます。
しかし、決定的なチャンスは作れず。
オサスナにとっては狙い通り、マドリーにとってはもどかしい時間が続きました。
エンバペが試合を動かす
試合が動いたのは後半49分。
右サイドへ流れたエンバペが、ドリブルで深い位置まで侵入します。
鋭い切り返しに反応したオサスナDFファン・クルスが足を伸ばし、これがPKの判定に。
中央にはマドリーの選手2名に対してオサスナの選手が5人くらいいたのでマドリーからしたらラッキーでした。
逆にここまで我慢強く守っていたオサスナからすると痛恨のPK献上。
昨シーズンのマドリーはPKキッカーが決まっておらず、成功率も安定しませんでした。
25-26シーズン最初のPKキッカーはエンバペ。
落ち着いて流し込み、待先制点を奪います。
開幕戦を白星でスタート
失点後、オサスナはやや前がかりになったものの、試合展開に大きな変化はなし。
マドリーも新加入選手のマスタントゥーノやゴンサロ・ガルシアを投入して攻撃に変化を加えますが、決定機は作れず。
結局このPKが決勝点となり、マドリーが開幕戦を1-0で制しました。
レアル・マドリードの良かった点と悪かった点
レアル・マドリード🆚オサスナ
【試合総括】
・開幕戦勝利🔥
・新加入4人全員ベルナベウデビュー
・ハウセン&🍛はちょっと別格
・トレント持ち味活かせず
・昨季より攻守ともに整備されたチームへ
・相手のドン引きを攻略できず
・アタッキングサードでの連携・崩しが今後の課題
・ロドリゴ出番なし… pic.twitter.com/gKj7cuCT5i— まいにちマドリディスタ【レアル・マドリード応援YouTuber】 (@everyday_Madrid) August 19, 2025
良かった点
個人的にこの試合のマドリーの良かった点を挙げると
- 前線の守備アクションの改善
- ハウセン&カレーラスのオフザボールの動きと配給のクオリティ
- 昨季と比較するとエンバペ以外の選手は配置が固定されている印象、プレーに迷いがない
驚きのカレーラス
中でも一番印象的だったのは、ハウセンとカレーラスのプレーです。
ハウセンはクラブ・ワールドカップでデビューした時から攻守において優れたパフォーマンスを見せていましたが、
カレーラスがここまで「現代的で気の利くサイドバック」だとは想像していませんでした。
特にこの試合では、ヴィニシウスが左サイドで幅を取る場面が多かったため、カレーラスは常に斜め後ろの逃げのパスコースを確保。
ヴィニシウスがカットインする際にはオーバーラップで相手の注意を引きつけるなど、攻撃面で非常に効果的な動きを見せました。
ハウセンとカレーラスの存在感
ハウセンはCWCから継続して、配給の面で違いを生み出しており、ビルドアップの起点として機能していました。
2人ともまるで2〜3シーズン前からマドリーに在籍していたかのような安定感を披露。
この2人の働きを見れたことが、開幕戦におけるマドリーの最大の収穫だったといえるでしょう。
悪かった点と今後の課題
この試合で気になった点は以下の3つです。
- 引いた相手の守備を崩せない
- 右サイドの存在感が乏しい
- トレントの活かし方が不明確
引いた相手を崩せない問題
オサスナは自陣に引いて守備ブロックを形成し、マドリーは最後までその守備を崩し切れませんでした。
ラ・リーガでは実力差のあるチームほど「引いて守り、相手のミスやカウンター攻撃で仕留める」戦術を取ることが多いため、今後も同様の展開は増えると考えられます。
実際、この試合のボール支配率は71%。昨季リーグ平均の60.5%を大きく上回る数字で、オサスナのシュートはわずか2本に抑えました。
つまり、ボール支配率が上がり失点リスクを減らす一方で、マドリーの得意とするカウンター攻撃の機会も減ってしまったのです。
結果として、攻撃の形が以前の予想不可能な形ではなく、ある程度型のある「守りやすいマドリー」になりつつある点は課題といえます。
改善の糸口
現段階で最も即効性のある解決策は、やはり 左サイドからのチャンスメイク だと思います。
ヴィニシウスやエンバペの突破力を活かし、サイドから崩してペナルティエリア内でフィニッシュする形です。
ただし、個の力に依存するスタイルは選手の調子に左右されやすいというリスクもあります。
特にヴィニシウスは昨季後半からドリブルのキレやパス精度が落ちており、もし不調に陥った場合は攻撃が停滞する可能性も。
またエンバペがマイナス方向に陣取ることが多いので、フェデやギュレル、さらには右ウイングの選手が積極的にエリア内のニアポジションに飛び込んでいく必要があります。
トレントの課題
もう一つの懸念は右サイドバックのトレントです。
CWCから守備面では不安が指摘されていました。
押し込む展開が続いたこの試合では攻撃面で存在感を発揮できませんでした。
高い位置を取る動きは少なく、持ち味のロングキックも精度を欠き、チームの攻撃に変化を与えることができませんでした。
もちろんアロンソ監督の指示で被カウンター時のリスクを抑えた可能性はありますが、
現状では「トレントの強みが見えない」というのが率直な印象です。
今後彼を強豪相手と渡り合える戦力にするにはアロンソ監督が彼の長所を活かす戦術を構築する必要があるでしょう。
まとめ
いよいよ25−26シーズンが開幕しました!
例年以上に補強に力を入れたマドリーは幸先よく白星スタート。
これからが本当に楽しみです。
特に新加入のハウセン&カレーラスは期待が持てますし、
アロンソ監督の指導かヴィニ&バペの守備も改善傾向です。
ただリーガのドン引き守備には手を焼きました。
昨シーズン同様に引いた相手をどう崩すのかが当面のポイントになりそうです。
というわけでいかがだったでしょうか?
YouTubeでの試合レビューからブログでのレビューに変更してから1発目なので至らぬ点も多いと思います。
日々改善でYouTube&ブログを運営していきますので引き続きよろしくお願いします!
次の試合は8月25日 4:30~(日本時間)
ラ・リーガ第2節 レアル・オビエド vs レアル・マドリードです!