試合レビュー

【エンバペ圧巻ハットトリック】レアル・マドリード、長距離移動を乗り越えカイラトに5発快勝 チャンピオンズリーグ第2節

試合概要

この記事では2025年10月1日(日本時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節 カイラト vs レアル・マドリードの試合を振り返ります。

週末のマドリードダービーで大敗を喫したレアル・マドリードですが、僅か中2〜3日でカザフスタンへ赴き、この試合を迎えました。(往復6,000km以上!)
結果は0-5で快勝!

バルベルデやカレーラスは完全休養となり、代わりにピッチに立った選手や普段ベンチを温める機会が多い選手も活躍しました。
それでは早速、CL2戦目を振り返っていきましょう!

まいマド的総括

ラ・リーガ第7節 アトレティコ・マドリード vs レアル・マドリードのスタメンとハイライト

試合ハイライトはこちら

※ハイライト引用(レアル・マドリード公式チャンネル

両チームのスタメンとフォーメーション

画像引用元(FOTMOB

途中出場(マドリーのみ)

70分 ヴィニシウス OUT↔︎ロドリゴ IN
70分  マスタントゥオーノ OUT↔︎ブライム・ディアス IN
80分 ギュレル OUT↔︎ベリンガム IN
80分 チュアメニ OUT↔︎カマヴィンガ IN
81分 エンバペ OUT↔︎ゴンサロ・ガルシア IN

試合の流れ

序盤はカイラトのプレスに苦しむ

試合開始早々、ホームのカイラトはマドリー相手に勇気ある立ち上がりを見せます。
デザインされたキックオフからワンプレーでマドリーゴールに迫ると、
そのワンプレーで流れを掴んだカイラトは果敢にマドリー陣内に攻め入ります。

しかし試合が進むにつれて徐々にマドリーがボールを握る時間が増え、試合を支配します。
前半20分過ぎる頃にはカイラトのプレッシングも勢いが落ち始め、苦しさが目立ち始めました。

大敗からの大勝

マドリーのゴールラッシュは25分のエンバペのPKから始まりました。
マスタントゥオーノが相手のヘディングでのバックパスに対して鋭いプレッシャーをかけ、相手GKと交錯したところでPK獲得。
エンバペがこれを危なげなく決めると、52分にはクルトワのクリアボールに反応したエンバペが圧倒的なスピードで相手の隙を突き2得点目を挙げました。

さらには73分、ヴィニシウスと交代で入ったロドリゴがエンバペとのコンビネーションで相手を引き付け、最後はエンバペが決め切ります。
これでこの試合ハットトリックとなったエンバペ、やはり今季の彼は得点数、プレーの質ともに異常です。

その後交代で入ったカマヴィンガとブライム・ディアスがそれぞれ得点を奪い、アウェーの地で5点快勝となりました!

管理人の感想

CL連勝!

マドリードダービーでの大敗後、わずか2日程度で迎えたアウェーカイラト戦。
長距離移動の影響も心配されたこの試合でしたが、圧勝することができました。

特にこの試合はローテーションの意味合いもあったのか、バルベルデやカレーラスを完全休養させることができました。
その代わりとしてピッチに立ったセバージョス、フラン・ガルシア、さらにはプレーから遠ざかっていたアラバは上々の出来を見せてくれました。
交代出場したロドリゴ、ブライム・ディアス、カマヴィンガも得点に絡んでおり選手たちのコンディションも悪くなさそうです!

個人的にはやはりセバージョスがいるとボールがよく循環すると感じます。
どうしても従来のチュアメニ&フェデのドブレピボーテ(ダブルボランチ)ではビルドアップが静的かつ固すぎる印象を受けます。
つまり相手にとってもパスの出しどころが分かりやすく、守りやすいビルドアップになっていたと思います。

とにかく今回の試合では力の差が大きく分かれている相手との試合だったので、
ボールが握れるゲーム展開であればセバージョスを積極的に起用していってほしいと思いました。

活かし方が見つからない選手たち

一方でこの試合は昨季まで絶対的スタメンだった選手たちがベンチを温め、メディアからの注目が集まっています。

ジダン政権でクロース、モドリッチ、カゼミロの黄金の中盤に割って入ると、無尽蔵のスタミナと脅威のユーティリティ性で近年のマドリーでは欠かせない選手でした。
しかしこの試合は出番なしということでマドリードダービーの低調なパフォーマンスも相まって現地メディアからバッシングの対象となっています。
個人的には単にローテーションの一環というのと、アロンソ監督が本職以外でのポジション起用をあまり好んでいない様子から出場しなかっただけだとは思います。

とはいえ、アロンソ政権になってからバルベルデの存在感が薄れているのは紛れもない事実。
昨季までの何があっても出場し続ける劣悪ブラック環境の方が輝いていました。

現状はチュアメニとのドブレピボーテでの起用がメインで主に被カウンター時の対応とビルドアップに終始しています。
個人的にはCWCのように積極的にエリア内に飛び込ませたり、右ウイングと連携してハーフスペースにランニングさせたり、よりダイナミックにプレーさせた方が彼は活きると考えています。
なので中盤が現在のドブレピボーテ+トップ下の三角形よりもアンカー+インテリオール2枚の逆三角形の方がより攻撃的で選手たちの良さが活きそうだなと思っています。

バルベルデを例に挙げましたが、アロンソ政権になって輝きを失った選手としてベリンガムも同様です。
彼もかつての得点力と攻守に活躍する全知全能感が失われ、ただの器用な若手選手に成り下がっています。

まとめ

  • アウェーカザフスタンの地で5発快勝
  • CL2連勝で好調発進
  • バルベルデ&ベリンガムの活かし方は課題

次戦は10月5日(日)04:00~(日本時間)のホーム ビジャレアル戦です。
相手は今季ここまで5勝1分1敗でラ・リーガ3位につける絶好調のビジャレアル。

この直接対決に敗北したら順位が入れ替わるだけあり、緊張感のある試合になりそうです!

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