
この記事ではスペインMARCA紙の”Carreras justifica su precio”を日本語で要約し、紹介します。
記事のポイント
- レアル・マドリードの新加入DFアルバロ・カレーラスが、わずか3試合で左サイドの主力に定着した。
- 2節マジョルカ戦では攻守で決定的な役割を果たし、移籍金5000万ユーロの価値を証明。
- マジョルカ戦で左サイドからの攻撃比率42.3%を記録し、ベルナベウが待ち望んだ存在になりつつある。
記事の概要
カレーラス、マジョルカ戦で存在感を示す
今夏に加入したカレーラスは、リーグ戦開幕から全試合に先発。
マジョルカ戦では同点ゴールを演出し、66分にはゴールライン上で決定的なシュートをブロック。
攻守両面でチームを救い、「ベルナベウの新たな左サイドの主」として評価を高めた。
左サイド攻撃の中心へ
カレーラスは長身を生かした力強いストライドとフィジカルを武器に左サイドを切り裂く。
3試合で6本の決定機を創出し、マドリーの攻撃の42.3%が左サイドから展開されるなど、攻撃の起点となっている。
特に彼の加入によってマルセロ退団後に欠けていた「左サイドバックの攻撃的な要素」をチームに取り戻しつつある。
ポジション争いを制し、アロンソ監督のファーストチョイスに
クラブW杯で好パフォーマンスを見せたフラン・ガルシアは今季まだ出番を得られず、もう一人のライバルであるフェルラン・メンディは負傷離脱中。
わずか3試合で、カレーラスはシャビ・アロンソ監督のファーストチョイスとなった。
現状の活躍を見ると5000万ユーロという移籍金すら安く感じさせる。
管理人の感想・考察
カレーラスの5000万ユーロは間違いなく「バーゲン価格」でした
そう断言してしまう程、開幕からの3試合の活躍は素晴らしいです。
個人的にカレーラスは今夏加入した選手で一番のサプライズを受けている選手なので事あるごとに賞賛しています。
現地MARCA紙でも絶賛されていたのでこれはまとめたい!と思って記事を要約しました。
彼が特に優れているなと感じるのはポジショニングと判断だと思っています。
ヴィニシウスのサポートをしつつ、被カウンターに備えてリスクを抑えたポジションを取ることを基本として、時に果敢にハイプレスを仕掛け、追い越す動きを見せます。
そのどれもが効果的に感じられるからすごい。
言い換えるとカレーラスは
「臨機応変」
でプレーできる頭の良いラテラルだなという印象です。
一方、クラブW杯で評価を高めたフラン・ガルシアですが、彼はどちらかというと与えられた役割を愚直なまでにやりきる
「仕事人タイプ」
局面に応じた柔軟な判断やポジショニングは苦手な印象です。
今怪我しているメンディに関しても「仕事人」の印象が強く、フラン&メンディがスタメンを奪うのはアロンソ監督の元では厳しいのかなと思いました。
とはいえ、カレーラスほど攻守に完成しているラテラルも珍しいので冒頭の「5000万ユーロは安い!」と感じました。
たった3試合でマドリディスタの心を掴んだ、カレーラス早くも移籍金5000万ユーロの価値を証明してみせました。
彼が現状のマドリーでベストな左ラテラルであることは疑いの余地がありません。
しかし彼がワールドクラスであるかどうかは、バルセロナやCL強豪チームと対峙した時に初めて判断できると思います。
彼がマルセロに次ぐマドリーのアイコニックな左ラテラルになれるか、強豪との対戦が楽しみです。
まとめ
アルバロ・カレーラスは、わずか数試合で移籍金5000万ユーロにふさわしい価値を証明しつつある。
ベルナベウの観衆を魅了したそのプレーは、攻撃力と守備力を兼ね備えた新たな左サイドの象徴だ。
シャビ・アロンソ体制のマドリーにおいて、今後ますます欠かせない存在となることは間違いないだろう。