試合レビュー

【消えない不安】バイタルに空いた“穴”を突かれドロー。チュアメニ不在の代償は想像以上に大きかった レアル・マドリード vs ジローナ 試合レビュー ラ・リーガ第31節

試合概要

この記事では、2026年4月11日(日本時間)に行われた、

ラ・リーガ第31節『レアル・マドリード vs ジローナ』の試合を振り返ります。

チャンピオンズリーグの激闘の合間、ホームのサンティアゴ・ベルナベウにジローナを迎えた一戦。

守備の要であるチュアメニをベンチに置いて次戦を想定した中で、いかに組織の強度を保ちつつ、引いた相手を崩すかが問われました。

結論から言えば、「バルベルデの理不尽な個の力で先制しながらも、以バイタルエリアの管理不足を突かれ、組織としての緩さが勝ち点2をこぼさせた試合」となったと思います。

まいマド的総括

ラ・リーガ第31節 レアル・マドリード vs ジローナのスタメンとハイライト

試合ハイライトはこちら

※ハイライト引用(Real Madrid

両チームのスタメンとフォーメーション

画像引用元(FOTMOB

試合の流れ

「無味無臭」な前半、サイドの揺さぶりで見えた微かな光

立ち上がり15分、マドリーはボールを保持して主導権を握っているように見えましたが、その実態はアタッキングサードでの工夫に欠ける、いわゆる「外循環」のパス回しに終始していました。

ジローナのコンパクトなブロックを前に、流動性が生まれず、試合は「無味無臭」で乾燥したトーンで進みます。

しかし27分、ミリトンの正確なロングフィードから局面が動きます。右サイド深くで受けたカルバハルのマイナスクロスにバルベルデが合わせる形。これは惜しくもセーブされましたが、停滞した中央を避けてシンプルにサイドを揺さぶる攻撃が最も効果的であることを示しました。

41分にも再び右のカルバハルから決定機を演出。前半のうちに仕留めきれなかったことが、後の展開を難しくしてしまいました。

理不尽な先制弾と、チュアメニ不在を痛感させられた失点

後半開始早々の51分、停滞感を一気に吹き飛ばしたのは、やはりこの男でした。

押し込んだ位置からバルベルデが、まさに「破壊」という言葉が相応しい一撃を突き刺します。
戦術云々を超越した、すべてを解決してしまうほどの決定力で試合もこのまま楽勝で終了するかと思いました。

ところが62分、一瞬の隙から暗雲が立ち込めます。
左サイドから中央へカットインしてきたルマルに対し、マドリーのバイタルエリアは驚くほど無防備でした。誰一人としてアタックにいけず、横切られるままシュートを許し失点。

勝ち越しを狙って終盤にゴンサロ・ガルシアを投入し、クロスのターゲットを明確にするメッセージを送りますが、ピッチ上のヴィニシウスエンバペは強引な個の仕掛けに固執。
組織的な連動を欠いたまま、ドローでタイムアップを迎えました。

管理人の感想

チュアメニ不在が露呈させた「構造的欠陥」

内容面は、正直に言って前節のマジョルカ戦と同様に深刻に捉えなくてはいけないと感じました。

特に非保持におけるバイタルエリアの管理はバイエルン戦に向けて「不安」と言わざるを得ません。ルマルの同点弾のシーン、なぜあそこまで自由なカットインを許したのか。そこにはアンカーに据えられたカマヴィンガの役割の曖昧さが透けて見えます。

カマヴィンガはどっしり構えるアンカータイプではなく、インテリオールとしてボールを運び、トランジションで良さを出す選手です。

しかし、その役割はベリンガムと被りすぎており、結果アンカーという配置と役割を与えられましたが本人のコンディションも相まって全く噛み合っていません。

結果として、守備時にバイタルとカマヴィンガの両脇が空洞化し、被カウンター対応が後手に回っています。

この試合ほど、チュアメニという「重石」の不在を痛感したことはありません。

求められる「ボールフィーリング」の改善

特定の選手に目を向けると、バルベルデのシュートがある限り、どれほど内容が悪くても勝ち点をもぎ取る期待が持てます。

一方で、気になるのはエンバペベリンガムの状態です。

この試合の二人は、トラップやパスといった基本的な「ボールフィーリング」が非常にルーズでした。

アタッキングサードでの勿体無いロストや、決定機でのタッチミスが多すぎます。
いつもの彼らなら、あそこでピタリとボールを止めて仕留めていたはずです。

ポジティブな要素としては、ブライムの献身的な守備貢献と引き出し役としての質の高さ、そしてスタジアムの不穏な空気を感じ取ってから自らを律して守備に走り、チャンスを作り出したヴィニシウスの姿勢です。

まとめ

  • 1-1のドローバルベルデのキャノン砲で先制
  • しかしバイタルの甘さを突かれ勝ち点を落とす痛恨の結果
  • アンカー脇のスペース管理と、カマヴィンガベリンガムの役割の交通整理は課題
  • チュアメニ不在時にいかに守備で中央を閉じるか。バイエルン戦までにこの守備構造の修正が間に合わなければ、今季無冠の可能性大。」

次戦は4月16日(木) 4:00、チャンピオンズリーグ 準々決勝 2nd leg、バイエルン・ミュンヘンとの決戦です。アウェーの地ですべてを出し切るしかありません!

ではまた次の記事でお会いしましょう! バイバイ!

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