
試合概要
この記事では、2026年1月5日(日本時間)に行われた
ラ・リーガ第18節「レアル・マドリード vs レアル・ベティス」の試合を振り返ります。
12月21日からの短い休暇を終え、2026年の幕開けを告げるベルナベウでの一戦。
結果は 5-1での大勝。
何よりも特筆すべきは、生まれた5得点すべてがマドリーの誇る「カンテラーノ(下部組織出身者)」によるものだったという点です。
内容は、中盤の圧倒的な支配力を見せた前半と、リード後の緩みから課題を露呈した後半という、まさに「組織としての機能不全」と「個の地力」が交錯するマドリーらしい展開。
それでも、新星のハットトリックという衝撃と共に最高の形で1年をスタートさせたこの試合を、一緒に振り返っていきましょう!
まいマド的総括
ラ・リーガ第18節 レアル・マドリード vs レアル・ベティスのスタメンとハイライト
試合ハイライトはこちら
※ハイライト引用(Real Madrid)
ゴンサロ・ガルシアのハットトリックの裏側はこちらから
両チームのスタメンとフォーメーション


画像引用元(FOTMOB)
途中出場(マドリーのみ)
77分 ヴィニシウス OUT→ギュレル IN
77分 ロドリゴ OUT→マスタントゥオーノ IN
81分 チュアメニ OUT→セバージョス IN
88分 ゴンサロ OUT→フラン・ガルシア IN
89分 リュディガー OUT→メンディ IN
試合の流れ
フィジカルの充実と「可変を必要としない」中盤の支配
新年一発目、ピッチ上の選手たちから感じられたのは、休暇明けで充電バッチリといった充実したフィジカルコンディションでした。
ベティスが過度なハイプレスを仕掛けてこなかった影響もあり、近頃の定番だった
「チュアメニが落ちる可変3バック」は鳴りを潜め、基本的には2CBとアンカー(カマヴィンガまたはチュアメニ)で構成するシンプルな保持を選択したように見えます。
特筆すべきは、高い位置からのハイプレスと即時奪回の鋭さです。 中盤3枚(カマヴィンガ、チュアメニ、ベリンガム)の球際の強さは
ある意味「暴力」と呼べるレベルにあり、そこへゴンサロ・ガルシアの献身的なプレッシングが加わることで、高いボールポゼッションを記録できたと思います。
10分にはヴィニシウスが左サイドを切り裂き、倒されるも、VARすら反応しない不可解な判定(僕の目には明らかなPKに映りましたが…)
しかしチームの勢いは止まりません。
20分、ヴィニシウスが獲得したセットプレーから、ロドリゴの精度の高いボールにファーでゴンサロが合わせ先制。
クリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせるようなエリア内での相手DFとの駆け引きを制した上での得点でした。
衝撃の「超絶ゴラッソ」とカンテラーノたちの共演
後半、ベルナベウは衝撃の幕開けを目撃します。
50分、フェデ・バルベルデの浮き球のパスを受けたゴンサロ・ガルシアが、ペナルティエリア外で胸トラップからそのままボレー。
あの距離から胸トラップ一発でシュートコースを作り、完璧に叩き込んだ一撃は、
まさに「超弩級」のゴラッソ。これで一気にマドリーが飲み込みます。
56分にはCKからラウール・アセンシオがプロ初ゴールとなる3点目を奪い、試合は決したかに見えました。
しかし60分過ぎ、3点リードという状況にも関わらず、チームは不用意な「撃ち合い(オープンな展開)」へと自ら引きずり込まれます。
攻撃をやり切れずにカウンターを浴び、65分に失点。
この時間帯のルーズさは、今後のタイトル争いに向けて深刻な懸念材料と言わざるを得ません。
ただ、アロンソ監督の手腕が光りました。
77分に足の止まったロドリゴとヴィニシウスを下げ、ギュレルとマスタントゥオーノを投入して強度を再注入。
82分、ギュレルのクロスをゴンサロが流し込みハットトリック達成。
93分には、バルベルデのクロスを途中出場のフラン・ガルシアが沈め、カンテラーノ5発という最高の締めくくりとなりました。
管理人の感想
これぞマドリーの「地力」!シーズンベスト級の快勝劇
久々に、90分を通してマドリーの「強さ」を堪能できた試合でした。
戦術的にハメ倒したアスレティック戦も素晴らしかったですが、このベティス戦はマドリーの選手たちが持つ個々の能力と、新年初戦にかける気迫が組織を動かしていた、まさに「地力の完勝」でした。
特に中盤のカマヴィンガとチュアメニのコンビは、もはやアロンソ政権ではアンタッチャブルな存在になるかもしれません。
広範囲をカバーする守備能力に加え、そこから自らドリブルで運び出す推進力。
この二人が万全な状態で揃っている時の安心感は異常です。
これなら、欧州の強豪相手でも、十分に戦えると確信させてくれました。
ゴンサロ・ガルシア:スター集団に待ったをかける「真の9番」の誕生
そして、この試合の主役であるゴンサロ・ガルシア。
僕は君を過小評価していました。
本当にごめんなさい!
ハットトリックという結果以上に、そのプレースタイルが衝撃的でした。
エリア内でのDFとの駆け引き、そしてニアへ飛び込む鋭さ……
その姿は、かつてベルナベウを支配したクリスティアーノ・ロナウドの影を想起させるものでした。
エンバペが割と自由にポジションを取るシャドーストライカータイプとすると、
ゴンサロはまさにチームの攻撃の最前線に鎮座する「ボックスストライカー」としての最適解だと思います。
2点目の胸トラボレーに見られる理不尽なまでのシュート精度も含め、彼こそがマドリーの真のCFとしてスターティングメンバーに名を連ねるべき存在かもしれません。
ヴィニシウスへの期待、そしてベルナベウの愛のムチ
もちろん、全てが完璧だったわけではありません。
ヴィニシウスに対する交代時の指笛は、マドリディスタとして少し寂しくもありました。
なぜなら今日の彼のプレー自体はキレキレでしたし、PK未遂のシーンも含め、相手DFにとっては悪夢のような存在だったはず。
後半は確かに守備も攻撃も強度やプレー精度を欠いて、わざわざオープンな展開を作った上に攻撃を完結させられなかったという部分もありました。
ただ、それを差し引いてもこの試合でブーイングされるような出来ではなかったと思います。
やはり現地サポーターの一度離れた心をもう一度掴むのは難しいのでしょうか。
週末のPodcastで詳しく語りたいと思っていますが、勝利後もそそくさとロッカールームに帰ってしまったり、試合中にアロンソに対してゴンサロに対する文句を言っていたりと何かと気にはなりますね。
まとめ
- ゴンサロ・ガルシア衝撃のハットトリック!「真の9番」がベルナベウに降臨
- カンテラーノ5発の快挙!マドリー生え抜き選手たちが大暴れ!
- 中盤の「鉄壁コンビ」カマヴィンガ&チュアメニの圧倒的支配力
- 2026年、最高のスタート!エンバペ依存を払拭する「チーム力」の証明
新年初戦をこれ以上ない形で飾り、次は1月9日のスーペルコパ。
相手は、今季最大の大敗を喫した宿敵アトレティコ・マドリード。
今の勢い、そして覚醒したゴンサロがいれば、必ずや雪辱を果たせると期待しています。
マドリディスタの皆様、新年から最高に気持ちいい試合でしたね!
2026年、白い巨人が全てのタイトルを獲りに行く姿を、共に追いかけましょう。
ではまた次の記事でお会いしましょう! バイバイ!