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【現地記事要約】ラウール・アセンシオ、被害者が告訴取り下げ|未成年の性的動画共有事件の行方

スペインMARCA紙の”Una de las dos víctimas perdona a Raúl Asencio y retira su acusación”を要約しました。

記事のポイント

  • 被害者2人のうち18歳の女性がラウル・アセンシオを許し、告訴を取り下げた。
  • アセンシオは誤りを認め、無条件の謝罪を表明。
  • しかし事件は依然として継続しており、未成年被害者や他の3選手に対する告訴は残っている。

記事の概要

事件の概要

2023年、当時レアル・マドリードの下部組織に所属していた3選手がカナリア諸島のホテルで女性2人(18歳と16歳)と合意の上で性行為を行い、その様子を無断で撮影し、共有したとされ罪に問われている。
※この3人の選手はすでにクラブを退団

ラウール・アセンシオは性行為や撮影に関与していなかったものの、その映像を受け取り、未成年が映っていたことを知っていながら第三者へ動画を共有したとされている。

18歳被害者がアセンシオを許し告訴を取り下げ

スペインのラジオ番組『El Partidazo de COPE』によると、事件の被害者2人のうち18歳の女性がアセンシオを許し、性的動画共有に関する告訴を取り下げたと報道した

彼女にとってアセンシオの一連の行動は一時的な過ちで悪意がなかったと理解しており、刑事責任を追及しない姿勢を表明した。
実際、彼女が裁判所に提出した文書にはこう記されている。

「謝罪を自由かつ自発的に受け入れ、許すことを表明します。刑事的に処罰されることを望みません。」

アセンシオの謝罪と司法判断

一方、アセンシオも弁護側と共に提出した書面の中で、

「自分が誤りを犯したことを認めます。明確かつ無条件に謝罪したい。」

と表明。
これにより一定の被害回復がなされたと見なされている。

また、2025年5月には裁判官が「性的動画の撮影にアセンシオが関与した証拠はなく、少なくとも暫定的に罪を問えない」と判断を下しており、事件における直接的な関与は否定されている。

依然として続く裁判

ただし、事件そのものは終結しておらず、18歳の被害者はアセンシオ以外の3人への告訴をは取り下げていない。
また、アセンシオに関しても、当時16歳だった未成年の被害者からの告訴は残っている状況だ。

まとめ

ラウール・アセンシオは被害者の一人から許しを得て告訴を免れる可能性が高まったものの、事件全体が収束してはいない。

アセンシオへの他被害者への告訴や他の3選手への告訴は依然として残っており、裁判の行方は今後も注目されるだろう。

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