試合レビュー

【今季2敗目】クルトワ奮闘も攻撃の糸口を見出せず敗戦… リヴァプール vs レアル・マドリード チャンピオンズリーグ第4節

試合概要

この記事では2025年11月5日(日本時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節 リヴァプール vs レアル・マドリードの試合を振り返ります。

ここ2週間でユベントス、バルセロナと続いたボスラッシュもいよいよ大詰め。
CLのライバルとも呼べるリヴァプールとの一戦を敵地アンフィールドで臨みました。

結果は1-0で敗戦。
マドリーはアトレティコ戦に続き、今季2敗目を喫しました。

最小失点での敗戦となったものの、90分の試合を通して見ると
リヴァプールに完敗したといっていい内容でした。

それでは早速試合を振り返っていきましょう!

まいマド的総括

リヴァプール vs レアル・マドリード チャンピオンズリーグ第4節のスタメンとハイライト

試合ハイライトはこちら

両チームのスタメンとフォーメーション

画像引用元(FOTMOB

途中出場(マドリーのみ)

69分 カマヴィンガ OUT→ロドリゴ IN
81分 ギュレル OUT→トレント IN
90分 バルベルデ OUT→ブライム IN

試合の流れ

緊張感の中で主導権を奪い合う

立ち上がりから緊張感MAX。
リヴァプールはあえてマドリー「ボールを持たせる」プランを採用してきました。

スロット監督が昨季から力を入れていたボール保持を捨てるこの選択は、
ある意味割り切った戦術の選択と言えるでしょう。

このスロット監督の狙いはピシャリとハマります。

立ち上がりからマドリーはボールは持つものの、リヴァプールのブロックを攻略できず、逆にプレスに捕まり、ショートカウンターを食らう場面も。

27分にはハーフライン付近でハイセンの処理が乱れ決定機を許します。
しかしここはクルトワが超反応のビッグセーブ!

29分にはチュアメニのブロックが一度はハンドに見える場面も、最終的にPKは取り消し。

ひとつのミスが命取り、そんな息が詰まる45分間でした。

戦術的の修正が効かず、完敗

後半開始早々、中盤の立ち位置を変えたマドリーでしたが一向に流れは改善しません。

60分にはFKからマクアリスターに合わせられついに失点。
ここまで神がかり的なセーブを連発してきたクルトワがついにゴールを許します。

失点以降、リヴァプールのブロックがさらに強固になり、マドリーはより攻撃に苦しみます。

ボールを持って押し込んでも、ヴィニシウスの左サイドからの突破しか打開策ありませんでした。

その頼みの綱のヴィニシウスも相対するブラッドリーに攻守ともに手も足も出ませんでした。

例え、サイドからクロスのチャンスがあってもエンバペが基本マイナスに構えるため、得点の可能性が低かったのが印象的です。

途中出場したロドリゴも右でリズムを掴み切れず、最後まで効果的な攻撃を見せることはできませんでした。

結果、スコアは動かせず0-1でタイムアップ。
リヴァプールに完敗しました。

管理人の感想

昨季からの課題が浮き彫りになった試合

いや〜〜厳しい試合でしたね〜

この試合を観て気になったポイントはいくつかありますが、まずはこの試合を象徴するデータから。

※赤:リヴァプール 青:レアル・マドリード

試合はレアル・マドリードが終始ボールを握る展開でした。
しかし、より効果的にゴールへ迫っていたのはリヴァプール

中でも特筆すべきは、マドリーのシュート数の少なさです。
ボールを持っていても、決定機をほとんど作れなかったことを如実に示しています。

ここからは、僕が個人的に感じたこの試合のポイントを共有します。

ビルドアップの課題

この試合シャビ・アロンソ監督バルセロナ戦で手応えを掴んだ「カマヴィンガシステム」で臨みました。
しかし、今回は上手く機能せず。

というよりもチュアメニより前線の選手に効果的にボールを入れられなかった印象です。


それを象徴するのが、タッチ数最多がハイセンだったというデータ。
以下もすべてマドリーの後方の選手が占めており、マドリーはボールを持ちながらも
実際には後ろで回すだけの「停滞したポゼッション」に終始してしまいました。

特にこの試合のハイセンのパフォーマンスは攻守ともに低調でした。
持ち味の縦パスは何度もカットされ、タックルの判断や下がりながらの対応など、弱点が目立つ形に。

マドリーのビルドアップはもともと「個人の判断と能力」で成立するアドリブ型ですが、
この試合ではその限界が明確に見えてしまいました。

予兆はすでに

今回の敗因は、まさにこのビルドアップの脆さに尽きます。

今回のリヴァプールのようにブロックを敷いて構えてくる相手には、
サイドを大きく変えながら相手のスライドのズレを突いて攻撃していくのが定石。

しかし今季の得点パターンや右ウイングがカマヴィンガであったことも影響してか、
この試合も中央や左での「いつものパターン」に固執していました。

これまで引いた相手に勝てていたのは完全にエンバペやギュレルなどのタレントの個の力に他なりません。

例えばラ・リーガ第9節ヘタフェ戦も高いボール保持率を記録しながらもヘタフェのブロック守備を全く攻略できていませんでしたよね。
(試合終盤、ヘタフェに退場者が出てから一気に崩れてしまいましたが)

リヴァプールのような世界屈指の強豪が「ブロック+ショートカウンター」で挑んできたとき、
マドリーはほとんど何もできずに沈黙となると、
この戦術は“対マドリー用”として今後も多くのクラブが採用しそうです。

引いた相手をどう崩すか――。
これは今季に始まった問題ではなく、昨季からの継続課題。
昨季はエンバペの不調やDFラインの不安定さで目立っていましたが、
今季は好調なエンバペが個で解決していただけで、構造的な問題は何も変わっていません。

今季も抱える「クロースの後継者問題」

そして、ここにきて再び浮上したのが「クロースの後継者問題」です。

クロースがいた頃は、彼一人でサイドチェンジを繰り返し、
相手の守備をズラして攻撃の糸口を作っていました。

現状でその役割を担えるのは、
バルベルデ、トレント、チュアメニあたりでしょうか。

もちろん、ロングボールだけが正解ではありません。
しかし、引いた相手を崩すための“リズムを変える”選手がいないのは明確な課題です。

レヴァークーゼン時代はむしろこのビルドアップやボール保持で欧州フットボールを席巻した
アロンソ監督ですから、「できない」ということは絶対にないはず。
今後のシャビ・アロンソ監督のビルドアップの設計には大きな注目が集まります。

まとめ

  • レアル・マドリードがリヴァプールに敗れて今季2敗目
  • ビルドアップに致命的な弱点を抱える
  • 昨季から継続する課題をどうやって解決していくのか注目

次戦は11月10日(月)00:15~(日本時間)のラ・リーガ第12節のラージョ戦です。

ではまた次の記事でお会いしましょう!
バイバイ!

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